講演
講演 チェルノブイリから日本の原子力を考える
今中哲二助教授
「足りない」より「使いすぎ」
現在日本で原発が用いられています。どのような原発であれ、運転に伴い原子炉内に膨大な放射能が蓄積され、その安全性はこの放射能を如何に完全に封じ込めておけるかにかかっている、時としてこの封じ込めに失敗する。   チェルノブイリ原発事故は原子炉が建屋もろとも爆発炎上して大量の放射能が環境に放出された最悪の事態。 この事故が周辺の人々に何をもたらしたのか明らかにしておくことは原子力をエネルギー源として利用することの是非を考える上で重要な意味を持っている。

【地域社会が消滅】
原子炉の構造、長所と欠点、そして、撒き散らされた放射能は10日ほど続き、放射能が流れた方向は北半球のほぼ全域で、汚染の詳細が分かったのは3年経過後、詳細は事故処理作業従事者60~80万人、事故直後の非難住民は約12万人、高汚染地からの移住者約25万人、汚染地域居住者約600万人で、間接的な死者は10~20万人で、大事故が起きると村や町がなくなり地域社会が消滅する。

【「原子力損害賠償法」は責任回避法】
大事故、電力会社は免責
原子力損害賠償法について触れ、大きな事故が起きた場合、電力会社は免責になるように仕組まれており、国が面倒を見ることになっているが戦争、武力行使、革命、政権奪取等類似事変の場合は一切支払わない事が明記されている。 浜岡原発で同じ事故が起きたら都市も滅亡すると結び、エネルギーが「足りない」より「使いすぎ」を考えようと訴えられました。  ※奈良反核医師の会:核兵器廃絶を求めて2007年に発足、ニュースの発行や年2回の講演会等の開催を中心に活動している医師の会で現在約50名
URL:http://panw-nara.seesaa.net/

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